仕事内容
会社概要
株式会社pHydrogenは、グリーン水素製造装置の開発と事業化に取り組むスタートアップです。化石燃料に依存しない持続可能な社会の実現に向けて、革新的な水電解システムの研究開発を進めています。2025年に設立され、アカデミア(東京大学)発のシーズ技術を基盤に、グローバルなエネルギー市場でのインパクト創出を目指しています。
事業背景
現在、エネルギー源は化石資源から再生可能エネルギーへと転換期を迎えています。グリーン水素は脱炭素化・経済成長・エネルギー安定供給を同時に実現するGX(グリーントランスフォーメーション)において重要なエネルギーキャリアとして期待されています。2050年には年間5億トンの水素が流通し、その流通額は年間150兆円に到達する見込みで、原油と同等のマーケットが新たに誕生します。このような大規模需要を満たすために、グリーン水素を製造する水電解システムにも約120兆円の投資が予想されており、この領域はGXの潮流において最も巨大でインパクトのある分野の一つです。
グリーン水素の課題
グリーン水素が化石資源を代替するには、低コスト化と大量供給体制の確立が欠かせません。水素の製造コストを80%下げることが必要となっており、特にシステム価格と電気代の劇的な削減が求められています。さらに大量供給のためには再生可能エネルギー・触媒材料を含む金属資源・そして水資源の確保が原理上欠かせません。
製品・技術
中性海水電解システム
pHydrogenは従来の水電解技術とは異なる中性近傍領域の電解質を開拓しました。この革新的なアプローチにより、安価な金属材料(鉄・ステンレス鋼)が使用可能となり、装置価格の大幅な削減を達成しています。さらに塩素イオン環境下でも金属腐食を生じない機構を発見しており、淡水不足に直面する乾燥帯への貢献も見込まれています。
水電解装置は主に鉄(ステンレス鋼)から構成され、かつ海水に耐性を持っており、海水電解システムの大型化とシステム化に取り組んでいます。高速スケールアップをモットーに、まずはkWスケールにおけるコスト・性能の実証を進行中です。同時に今後のMW、GWスケールに向けた更なる大型化とモジュール化を念頭に、事業者との連携やパートナーシップを進行しています。
想定するアプリケーション
- 沿岸地域での分散的設置:熱源や化学原料としての水素需要が集まる沿岸地域で、海水電解システムを分散的に設置し水素需要に対応
- 中東・インド地域での大規模製造:再エネ適地である一方、淡水不足に直面している地域において、大規模な水素製造と地域課題解決の両立
- 洋上風力発電との接続:開発が進む洋上風力発電との連携により、再生可能エネルギーの利用拡大に貢献
必須スキル
求人の具体的な職種については、募集中のポジション詳細ページを参照してください。一般的には以下のような適性が求められます:
- 未来に残るエネルギーインフラづくりに真正面から挑む意欲
- 革新的な発明やものづくりへの強い関心
- スピード感を持って事業や組織をゼロから作り上げる実行力
- 科学技術に基づいた課題解決能力
- グローバルな視点と長期的な事業貢献への志向
歓迎スキル
- 水電解・水素製造技術に関する知識や経験
- エネルギー産業や再生可能エネルギー分野の経験
- スタートアップでの事業立ち上げ経験
- 国際ビジネス展開の経験
- アカデミアとの連携経験
採用ポリシー
pHydrogenの採用活動は「仲間さがし」としての位置づけです:
- 相互のフィット判断:採用活動は企業と候補者がお互いの相性を見極めるプロセスです。企業も選ばれる立場であり、形式張ったものではなく、コミュニケーションを取る場として考えています
- 長期的なビジョン:短期的な雇用関係のみではなく、長期的な視野で事業を推進する中で、未来に様々な形での「仲間」を探しています
- アカデミア発スタートアップの特性:常にクリエイティブに新規性・革新性を探求し、スピード感を持って課題発見・解決を繰り返す組織文化
募集中のポジション
具体的なポジション・職種の詳細については、公式採用ページ(Talentio)を参照してください。カジュアル面談も受け付けており、水素エネルギー産業への関心や、革新的なものづくりへの情熱を持つ人材からの問い合わせを歓迎しています。
経営陣
代表取締役CEO 飛田貴大:Nateeにて創業メンバーとして参画し、4年で従業員数50名超への急成長を牽引。東京大学高鍋研究室の修士課程で水電解システム研究に従事。
取締役CTO 髙鍋和広:東京工業大学博士号取得後、カリフォルニア大学バークレー校での研究経験を経て、現在東京大学教授。2024年に日本化学会学術賞を受賞した水電解分野の第一人者。